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| 二世帯が集う和洋折衷の家 |
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一見すると山間に佇む温泉宿のような風情のある二世帯住宅。純和風にこだわった外観は、周囲の自然に溶け込む象牙色のモルタル壁と、しっかりと積まれた瓦屋根が特徴で、正面に面する庇にも見事な瓦が施され、全体のフォルムに重厚感を増しています。目の細かい建具を使った玄関はひとつ、またキッチンもひとつの親子共存型の二世帯住宅です。
室内は、親世帯と子世帯が使用する部屋毎にその趣が異なり、和室・洋室とか混在する和洋折衷型の住宅といえます。特にこだわったのは、玄関ホールとなりに位置する居間の場所。表にやや張り出すような間取りにし、履きだし窓を設置することで、近所から訪れた人たちが気軽に腰掛け、談話できるように配慮がされた造りです。 |
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室内は一面、木の香りに溢れた空間です。カウンター付の対面式キッチンをはじめ、洋室にはすべて松材の腰壁がつけられており、空間にアクセントをつけています。壁は、珪藻土が主体で健康にも配慮され、床材木には松の無垢材を起用するなど全体的に温かみのある家です。
和室は木目の美しい無垢材で仕上げた天井で、実に落ち着ける雰囲気。床の間に設置された見せ柱は、節々が出るデザインで、大きな存在感を出しています。また各部屋で使用されている柱材は太く、どの部屋に居ても落ち着け安堵感のある造りです。また各部屋は南へ開口部を設けることで、明るい室内空間を実現し、広々と開放的な広さが住み手に充分な快適さを与えてくれます。 |
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