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| 公共施設を思わせるような住まい |
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大きく流れる屋根には銀色の屋根瓦、柿渋の黒さを生かした板材の塗装、真っ白な漆喰壁、南面に並ぶ掃きだし窓、広いエントランス、平屋の建物。
この建物を見た瞬間、思わず、寺子屋や公民館を思い起こしてしまう人も多いことでしょう。施主の強い希望により、平屋の建物となったこの家は、東西へ長く伸びる建物に仕上がりました。建具の使い方、間取りから、一見すると本当に公共建築のように見えます。 |
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左右に長い建物内部は、広大な内部空間が広がります。
なかでも大きな特徴となっているのが、エントランスと広い玄関ホールです。大勢の来客にも耐えうる広々とした上がり框、石張りの玄関、その中央には、五寸の角柱が大きな存在感を出して佇みます。南に面した玄関ホールは非常に明るく、訪れる人を、温かく迎え入れてくれます。
特に印象深いのは応接室で、ちがい棚、床の間の見せ柱の深めの色合いなどが素敵です。洋室は腰壁のある空間で、天井と床材にと、ふんだんに木材が使用されています。洋室も和室も、個々にかなりの広さがあり広々。また南に面しているため、非常に明るい空間です。 |
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